毘沙門天(びしゃもんてん)は仏教の四天王のひとつ「多聞天(たもんてん)」と同一視される武神であり、七福神の中で唯一の武将の姿をした神様です。インドのクベーラ神に由来し、北方を守護する神として崇められています。甲冑(かっちゅう)をまとい、右手に宝棒(ほうぼう)、左手に宝塔(ほうとう)を持つその姿は、威厳と力強さを表しています。
毘沙門天の御神徳は、勝負運・財運・招福・病難除去・邪気払いにわたります。武将として知られる上杉謙信(うえすぎけんしん)は毘沙門天を篤く信仰し、旗印に「毘」の字を用いたことで有名です。また、鞍馬寺(くらまでら)の毘沙門天は源義経(みなもとのよしつね)が修行した地として知られ、開運・出世のご利益が高いとされています。
毘沙門天への参拝は、特に重要な勝負事(試験・就職・スポーツ)の前に効果的とされています。参拝の際は、自分の目標を明確に述べ、そのために全力を尽くす誓いを立てることが重要です。毘沙門天は努力する者、正義のために戦う者を特に守護すると言われています。虎は毘沙門天の使いとされており、寅の日(とらのひ)に参拝すると特にご利益が高まるとも言われています。