気学(きがく)は中国の易学・五行説・八卦(はっけ)を基礎とし、日本で独自に発展した占術です。九星気学(きゅうせいきがく)とも呼ばれ、九つの星(一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星)を使って、人の性格・相性・運勢・吉方位を判断します。自分の「本命星(ほんめいせい)」は生まれ年によって決まり、性格と運命の根本的な傾向を示します。
各星の特性を簡単に説明すると、一白水星は柔軟性と知恵、二黒土星は忍耐と勤勉さ、三碧木星は活発さと行動力、四緑木星は社交性と調和、五黄土星は強力なカリスマ性と変動、六白金星は品格とリーダーシップ、七赤金星は社交的で楽しさ、八白土星は堅実さと蓄積、九紫火星は情熱と知性です。毎年・毎月・毎日、九つの星は定まった順番でローテーションし、それぞれの星がどの方位に来るかが吉凶方位を決定します。
気学の実践的な活用法として「方位取り(ほういとり)」があります。引っ越し・旅行・重要な決断をする際に、自分にとって吉方位に動くことで運気が上昇するとされています。特に「本命殺(ほんめいさつ)」(本命星と対冲する方位)と「五黄殺(ごおうさつ)」(五黄土星の位置)は避けるべき方位です。吉方位での運気向上効果は、遠方(二百キロ以上)に移動するほど大きいと言われています。気学は自分の行動に方向性を与え、自然のエネルギーと調和して生きるための実践的な知恵です。