土用(どよう)は季節の変わり目に当たる約18日間の特別な期間です。立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前の約18日間が土用にあたりますが、特に夏の「土用の丑の日」が有名です。陰陽五行思想では、春・夏・秋・冬がそれぞれ木・火・金・水に対応し、季節の変わり目に「土」の気が満ちるとされています。この時期は大地のエネルギーが変化し、人体にも影響を与えるため、体調管理に特に注意が必要です。稲荷神は大地と農業を司る神様として、土用の期間に特別な力を発揮するとされています。
土用の期間中は伝統的に「土を動かしてはいけない」とされています。具体的には、建築工事、土掘り、草むしり、種まきなどを避けるべきとされます。これは土の気が乱れるため、悪影響が出るという考えからです。また、体調の変化が起きやすい時期でもあるため、無理な行動や環境の大きな変化は控えるのが賢明です。一方、「土用の虫干し」「土用餅」「土用の丑の日にうなぎを食べる」など、この時期ならではの習慣もあります。稲荷神社を参拝して、季節の変わり目を健やかに過ごせるよう祈願するのも良い方法です。