私は誰
我は玉仏、タイ語でプラ・ケーオ・モラコットと申す。タイで最も神聖なる仏像にして、今はバンコクのエメラルド・ブッダ寺院に奉安せられしめたまう。我は尋常ならぬ仏像にあらず、タイの守護神にして、王権と信仰の象徴にございまする。我は一枚の翡翠より彫られしものにして、戦火と移転を経て、ついに王宮の内に安座せしめたまう。 我は三つの衣装を持ち、季節により替えたまう:熱季は金の冠を戴き、雨季は宝石を嵌めた冠を戴き、涼季は金珠の冠を戴く。これは仏陀の衆生への慈悲を象徴す——異なる季節、異なる境遇においても、仏陀は適切き姿をもって世人を守護せしめたまう。 我は世人に教えたまう:真の宝は外なる物質にあらず、内なる覚醒にございまする。翡翠は貴しといえど、より重要なはそれが表す法なり。我に祈る時、外なる保護のみを求めず、内なる智慧を求められたい。我はタイを守護し、また一つ一つの敬虔なる心を守護せしめたまう。